株式や投資信託、馬券は“金融商品”!それらは自己責任・余剰資金で購入すること!
私は株式や投資信託を購入する個人投資家であり、競馬を愛する競馬愛好家でもあります。
今回は個人投資家兼競馬愛好家の視点で語らせていただきます。
最近になって投資や競馬を始めた人たち
投資の世界では、今年から新NISAが登場したことをきっかけに投資を始める人が増えました。
日本証券業協会が公開している2024年1月から3月期の資料を見ると、投資口座を新規開設件数は約170万件であり、この件数は前年同期比の約3.2倍となっています。
また同時期までにNISA口座の開設件数は約1456万件となっています。
「日本人の10人に1人がNISA口座を持っている」と考えることができます。
競馬の世界では、インターネットを利用して手軽に馬券を購入できるようになったことと、ゲーム『ウマ娘』の大ヒットにより、競馬に興味を持つ人が増えました。
その結果、日本中央競馬会(JRA)の売上はV字回復を見せ、3兆円規模の公営ギャンブルとなっています。
JRAが上場企業だった場合、国内でも上位の売上高と純利益を稼いでいる団体となります。
「うまくいくとき」「うまくいかないとき」
投資にしても、公営ギャンブルにしても、「うまくいくときは、うまくいきます」し、「うまくいかないときは、うまくいかない」ものです。
「うまくいくとき」は利益が増えていき、投資家や出資者の皆さんは気分が良くなるし、「うまくいかないとき」は利益が減り続けて、後悔などの悲観的な気分になることでしょう。
ここからは「うまくいかないとき」を中心に考えていきたいと思います。
競馬に関しては、ガチガチの一番人気の馬に騎乗していた騎手が落馬して、競走中止になってしまうことがあります。
競走が始まる前の“発走除外”であれば出資金の払い戻してもらえますが、発走後の“競走中止”の場合は出資金は戻らず、購入した馬券は金銭的価値がなくなります。
その競走中止になった馬の馬券を購入していた場合、外れ馬券は“思い出馬券”に姿を変え、金銭的損失は補填されることはありません。
購入した株式や投資信託で損失を出してしまった場合も競馬と同じく、基本的には損失を補填してもらうことはできません。
企業が粉飾決算で投資家を欺いていた時は別ですが、株価が下がっても「自己責任」の一言で片づけられてしまいます。
投資は競馬と違って「100か0の世界」ではないので、100が徐々に0に近くなっていきます。
100(元本)が80になった段階で投資から一度身を引くということもできますし、50になっても回復することを信じて保有することもできます。
個々の投資家の判断次第です。
自己責任と余剰資金
私は株式や投資信託に限らず、馬券も「自己責任で購入する金融商品」と考えています。
クルマやパソコン、家電などの商品であれば、メーカー保証があり、故障時は補償を受けられますが、
自己責任で購入する金融商品で儲けても損失を出しても、誰も補償してくれません。
補償がないものを購入するなら、余剰資金で購入することをお勧めします。
私の場合
「馬券を購入するなら、0%になっても納得できる金額」
「株式や投資信託を購入するなら、50%前後になっても納得できる金額」
を目安に金融商品を購入しています。
投資の世界でも、競馬の世界でも、資金がなくなって退場してしまうことは避けたいものです。
今回の記事が、読者の皆様の参考になると幸いです。
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