集中力は続かない!疲れないうちに休む!集中に関する≪15・45・90の法則≫
「人間は集中力はどのくらい持続できるのだろう?」
「訓練することによって集中できる時間は延びるのか?」
といった疑問を持ったことはないでしょうか?
今回は『集中力』に関する情報を記事にしていきたいと思います。
集中力と≪15・45・90の法則≫
「人間が集中できる時間は短い」ということは知っていましたが、「当記事を作成するにあたり、何か良い資料はないか」と検索していたら、精神科医・樺沢紫苑(本名:佐々木信幸)先生のYouTubeチャンネルを見つけました。
樺沢先生の『集中力持続時間に関する秘密』での見解は以下の通りです。
- 人間が集中できる時間は短い
- 優れた人間でも集中力は続かない
- 訓練しても集中できる時間を延ばすことはできない
- 疲れないうちに休むと回復が速くなる
- 人間の限界点を知って、意識的に休息すると効果的
≪15・45・90の法則≫
一番上の「人間が集中できる時間は短い」という話の中で、≪15・45・90の法則≫という法則を紹介していました。
≪15・45・90の法則≫とは、人間が集中を持続できる時間を分類したものです。
15分
人間が本気の集中力を持続できる時間。
非常に高い集中力を要する仕事の例として、樺沢先生は『同時通訳』を例に挙げていました。
政府関係者などの要人の同時通訳者が15分くらいで交代するのを思い出して納得しました。
45分
適度な集中力を持続できる時間。
学校の授業や、習い事の1コマは大体45分くらいで設定されていますね。
教える方、教わる方の双方が集中を保っていられる時間なのでしょう。
90分
人間が持続して集中できる限界の時間。
90分を過ぎたら集中力が途切れ、ミスを起こしやすくなると説明していました。
映画の時間も90~120分くらいが主流ですね。
「優れた人間でも集中力は続かない」し、「訓練しても集中できる時間を延ばすことはできない」
「普段から厳しいトレーニング行っているプロスポーツ選手でも、試合の途中で集中力が切れてしまうことがある」と樺沢先生は仰っていました。
さらに残念なことに、「訓練しても集中できる時間を延ばすことはできない」とも述べています。
人間の脳は就寝時だけではなく、活動時でも90分ごとに覚醒・非覚醒に切り替わるようになっているので、「人間の集中力は訓練でどうこうなるようなものではない」と説明してくれています。
疲れないうちに休むと回復が速くなる
「人間が集中できる時間は短い」
「訓練しても集中できる時間を延ばすことはできない」
ということは分かりましたが、やらなければならない仕事や勉強は沢山あります。
その沢山ある仕事や勉強を効率的に行うために、時間を作って休憩を挟むのです。
自分の仕事や勉強の難易度に応じて、集中する時間を設定し、10~15分前後の休憩を挟むことをお勧めします。
樺沢先生も「疲れないうちに休むと回復が速くなる」と述べており、休憩の重要性を解説してくれています。
そういえば、工事現場で働く人たちは、90分おきくらいに10分くらいの休憩を挟んでいます。
現場でのミスは大きな事故につながることもあります。
ミスを防ぐために、こまめな休憩を挟み集中力を保つようにしているのかもしれません。
人間の限界を知って、意識的に休息すると効果的
ここまでの内容で、
「人間が集中できる時間は短い」
「訓練しても集中できる時間を延ばすことはできない」
「疲れないうちに休むと回復が速くなる」
という人間の特性は分かっていただけたと思います。
その特性を理解したのなら、それを活かして生活していった方が効果的です。
- 集中できる時間は限られているので、適度に休みを挟みながら物事に取り組むこと。
- 集中と休憩を使い分けると効率的な結果を得ることができる。
私の作業の時間について
私が作業をするときは以下のような事を考えながら、作業をしています。
自分がやる作業の難易度を考え、集中できる時間の目安を設定します。
私の場合は、作業時間の1コマを15分か45分とし、「原稿を書く時は15分。パソコン入力の時は45分」としています。
熱中した状態だったとしても、1コマが終わったら休憩を挟みます。
休憩の時は作業机から完全に離れます。
水分を補給したあとに、窓の外を眺めてボーっとしたり、散歩や家の中でできる軽い運動をします。
軽い運動の代わりに、食器を洗ったり、洗濯物を干したりもします。
10分程度休憩したら作業机に戻り、作業を再開します。
作業内容によって異なりますが、4~6時間作業をしたら作業終了です。
昼食などのご飯は作業の後に食べます。
食事をとると眠くなるから、作業後に食べています。
効率的に仕事や勉強をするべき時代
古い習慣から抜け出しにくい日本でも、長時間勤務や長時間勉強が“美徳”とされる時代は終わりつつあります。
これからを生きる私たちは、効率的に仕事を終わらせ、要領よく知識を身に付けることを意識していかなければなりません。
人生という時間には“限り”があります。
限りある人生の中で、中身の薄い労働や、効果の分からない勉強をする事は避けたいものです。
大人も子供も集中して物事に取り組み、仕事と生活のバランス(ライフワークバランス)がとれる状態になっていくことに期待したいと思います。
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