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株式上場企業と非上場企業の違い。一般的な個人投資家は上場企業の株を買う。

2019年5月2日

株を発行している企業には、株式上場企業と非上場企業があります。

私のような個人投資家は、上場企業の株を購入して資産として保有しています。

今回は、株式上場企業と非上場企業について書いていこうと思います。

大企業と中小企業、株式上場企業と非上場企業

この段落では、大企業と中小企業、株式上場企業と非上場企業の違いについて書いていきたいと思います。

日本には、大企業と中小企業を合わせて約382万社が存在しています。

引用元:https://www.chusho.meti.go.jp/koukai/chousa/chushoKigyouZentai9wari.pdf

内訳は大企業が1万1000社で、中小企業は380万9000社となっています。

日本にある企業の99.7%が中小企業であり、大企業は0.3%とごくわずかです。

このように「企業」と言っても、中小企業基本法の定義などによって、大企業と中小企業といったように分類されています。

そして、日本の株式会社は211万社あると言われています。

引用元:https://xn--vckya7nx51ik9ay55a3l3a.com/analyses/number_of_companies

さらに211万社ある日本の株式会社は2つの分け方ができます。

それが株式上場企業と非上場企業です。

株式上場企業について

まずはじめに「上場」について書いていこうと思います。

上場とは、「株式や債券などの有価証券や商品先物取引の対象となる商品(石油や砂糖など)を取引所(市場)において売買可能にすること」とあります。

引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8A%E5%A0%B4

株式発行企業の株を東京株式市場などの取引所に一般公開することで、不特定多数の投資家などが、その株を取引所で売買することができるようになります。

自動車メーカーのトヨタ自動車、家電メーカーのパナソニック、ゲーム開発メーカーの任天堂、携帯電話会社ソフトバンクを運営するソフトバンクグループが日本で有名な株式上場企業と挙げられます。

これらの有名企業の株は、誰でも売買可能になっております。

株式を上場する企業のメリット

株を上場することのメリットは大きく考えると2つ挙げることができます。

まず一つ目は、社会的信用度が高くなり、知名度も上がるという点です。

株を上場するには、取引所が定める厳しい上場条件を満たしていることを証明しないといけません。

取引所が定める条件の中には、株主数、発行株式数、事業継続年数、利益や時価総額などがあります。

取引所が定める上場の条件を満たして、取引所に上場を認められた企業は、事業継続力が高く、経営の健全性があり、財務状況がしっかりとしている企業ということになります。

取引所が上場を認めた企業は、信用力が高い企業であるといえます。

もう一つのメリットは、資金調達がしやすくなるという点です。

以前の記事で、「株式発行企業は株を他者に売却することによって、資金調達をすることができる」と書きました。

上場していると、株式発行企業の株が一般に公開されているわけですから、株の流通は盛んになります。よって、株の売り出しによる資金調達がしやすくなるといえます。

株を上場することのデメリット

取引所に上場された株は、不特定多数の株主や投資家によって売買されることになります。

そのため、株式上場企業は、その不特定多数の株主や投資家の利益となるような経営を心掛けなければいけなくなります。

株価が上がるような経営判断や、配当金や株主優待などの利益還元策によって株主を満足させるような活動をしないといけなくなり、企業の自由度を拘束することになります。

また、上場を維持するためには、それ相応の費用が必要になります。

株主に対する定期的な情報発信、監査報酬、株主総会の費用などが上場維持の費用となります。

さらに、株を一般に公開しているので、株を買い占められる恐れがあります。

株式発行企業にとって、株を買い占められるということは、会社の支配権を奪われることになります。

株式発行企業側と株式買収者の両者が納得していれば問題ありません。

しかし、株式発行企業の経営陣や株主が、株を買い占められることに反対していると、株式発行企業は買い占め防衛策を講じなければなりません。

非上場企業について

非上場企業とは株式上場企業と異なり、株を取引所に上場していない企業のことをいいます。

上場の条件を満たしていない企業と、上場の条件を満たしているけれど、あえて上場しない株式発行企業があります。

株を取引所で一般公開していないので、株主が特定されている場合が多く、非上場企業の株は、創業者やその一族または経営陣が保有していることが多数だと思います。

非上場企業の中で有名な企業として、飲料メーカーのサントリーと、建設会社の竹中工務店が挙げられます。

両社とも株式会社であり社会的認知度の高い企業ですが、上場していません。

非上場企業のメリット

非上場企業のメリットは、株式上場企業のデメリットの逆が当てはまります。

まずは、非上場企業の場合、株主は特定されていることが多く、株を売買したいという投資家は限られます。よって、会社の経営の意思決定が通りやすいということがメリットとして挙げることができます。

株価の上昇や配当金、株主優待による利益還元を無理に行う必要がなく、還元しない利益を次の営業活動費として利用しやすくなります。

つぎに、株を上場していないので、上場維持に関する費用を計上する必要がありません。

上場をしていないので、費用がかかりません。

そして、株の買い占めによる企業買収の恐れも少ないというのが、非上場企業のメリットといえます。

非上場企業のデメリット

非上場企業の株は一般に公開されていないので、株を売り出して資金調達をする際は、株式上場企業に比べると難しくなります。

また非上場企業は、株式上場企業よりも社会的信用度や知名度が低く見られる傾向にあります。

おわりに:株式会社といっても様々

大企業と中小企業があるように、株式会社にも上場企業と非上場企業があります。

上場していても信用度や知名度が低い企業もあれば、上場していなくても信用度や知名度が高い会社もあります。

以前と比べると、肩書きで仕事をする時代ではなくなってきたと思います。

冒頭でも書きましたが、私のような個人投資家は上場企業の株を資産として保有しています。世の中には、自分で株式会社を作って、その会社の株を資産として保有している人もいます。

ひとえに株式会社、投資家と言っても、さまざまな会社、人がいるようです。