WeWork(ウィーワーク)の上場失敗で泥沼にはまったソフトバンクグループ
WeWorkとソフトバンクグループ
◆コワーキングスペース(共用オフィス)を提供するWeWork(ウィーワーク)の親会社はアメリカに本社を置くウィーカンパニー。
◆ソフトバンクグループは、ソフトバンク・ビジョン・ファンド・エルピー(SVF)を通してウィーカンパニーに100億ドル(1兆円以上)を出資している。
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◆2019年8月中にアメリカの株式市場で新規株式上場(IPO)の申請が行われたが、株式上場に伴う情報開示で公開された事業内容が酷かったため、企業価値に疑問を抱かれ、上場申請の撤回が決まった。
◆2019年6月30日時点でのウィーカンパニーの財政状況は次のとおり。現金及び現金同等物は25億ドル(2500億円)を保有。2018年の売り上げが18億ドル(1800億円)で、最終損益は16億ドル(1600億円)の赤字だった。
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◆ソフトバンクグループはウィーカンパニーに75億ドル(7500億円)を直接出資しており、SVFでの出資と合わせて同社の株式を約30%保有する筆頭株主。
◆ウィーカンパニーの共同創業者アダム・ニューマン氏が最高経営責任者(CEO)を辞任。辞任の理由は上場前にニューマン氏と会社側の取引で利益相反の疑いが浮上したため。
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◆ソフトバンクグループはウィーワークの企業価値を5兆円と評価していたが、「実際の評価額1兆円程度ではないか」と言われている。
◆ウィーカンパニーの今年上半期のキャッシュフローは赤字で、その額は23億6000万ドル(2400億円)を計上している。同社は今年度中に資金が枯渇する可能性がある。
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◆経営を立て直すためウィーカンパニーは大規模リストラを予定しているが、その原資と当面の事業資金の調達を希望している。
◆アメリカの銀行・JPモルガンとソフトバンクグループがウィーカンパニーの救済に名乗りを挙げている。
◆ソフトバンクグループに救済されるとなると、ウィーカンパニーはソフトバンクグループに経営権を握られてしまうので、ウィー社はJPモルガンによる救済を希望している。
投資会社ソフトバンクグループ
◆2018年、通信事業部門を『ソフトバンク』として上場させたことにより、「グループの中心であるそれまでのソフトバンク」をソフトバンクグループに改名した。
◆ソフトバンクグループとソフトバンクのような関係を親子上場とも呼び、NTT(親)とNTTドコモ(子)も親子上場を形態をとっている。
◆親子上場を果たす前年の2017年に、ソフトバンクグループの孫正義会長と、サウジアラビアのパブリック・インベストメント・ファンドのムハンマド副皇太子らが中心となってSVFを発足させた。
◆現在のソフトバンクグループは、ソフトバンクやスプリント(アメリカ)、ARM(イギリス)などを傘下に持ち、SVFの運用を行っている。
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◆投資会社であるソフトバンクグループは、ウィーカンパニーの企業価値を高めて、他の投資家に売却することが目的である。
◆ウィーカンパニーを上場させて利益を得るためには、上場時のウィーカンパニーの企業価値を250億ドル(2兆5000万円)以上にする必要があった。
◆上場前、株式市場関係者の間では、ウィーカンパニーの企業価値は200億ドル(2兆円)程度に留まるのではないか、という予想が広まり、当初ソフトバンクグループが試算していた企業価値5兆円には届かなかった。
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企業価値を5兆円と見込んで1兆円以上の投資をしているので、投資額を上回る金額のお金を回収しなければいけないのです。
SVFは、SVF2号ファンドを計画しており、ウィーカンパニーで投資が失敗するようなことがあれば、2号ファンドの出資者が集まりにくくなります。
さらにウィーカンパニーは、SFVの目玉投資先の一つですので、ソフトバンクグループとしては金銭的にも企画的にも失敗できないのです。
1兆円以上をつぎ込まれた会社が倒産したとなると、出資者だけでなく株式市場やその周辺の市場に何らかの影響を与える可能性が高いのです。
ウィーカンパニーは不動産賃貸業なので、不動産市場に影響を与える事は明らかです。
ソフトバンクグループがウィーカンパニーをどのようにしていくのか?
ウィーカンパニーがどのように再建していくのか?できるのか?
今後も注目していきたいと思います。
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