【投資】コロナ禍の株価下落を受けて株式投資を始める人が増えている。注意も必要

新型コロナウイルス感染症に対する緊急事態宣言が解除されました。

まだワクチンが開発されたわけではないので、新型コロナウイルスに感染しないようにしながら活動していく必要があります。

日経平均株価、年初来安値から70%回復

今回の「コロナ・ショック」で各国の株価が大幅に下がりました。
日本の日経平均株価もその例外ではありません。

日経平均株価の年初来高値は、今年の1月17日につけた2万4115円95銭。

同株価の年初来安値は3月19日の1万6358円19銭でした。

年初来高値と年初来安値の差額は7757円安(-33%)となります。

本日5月29日の日経平均株価の終値は2万1877円89銭でした。

年初来高値と比べると2228円安(-10%)ですが、年初来安値より5519円高(+70%)で、回復基調だということが確認できます。

日経平均株価は回復基調なのですが、個別で銘柄を見て行くと、赤字決算を発表している銘柄や、業績が悪化している銘柄があるので注意が必要です。

 

ネット証券、投資口座の開設が増加している⁉

ネット証券大手の楽天証券では、「今年の2月と3月に新規口座開設数が増加した」というプレスリリースを出しました。

2月は10万5940件、3月は16万4011件の口座が新規開設されたとのこと。

また「つみたてNISA」に関しても、前年同期比の2倍である51万6988件の新規口座開設があったとのこと。

情報元:https://www.rakuten-sec.co.jp/web/company/newsrelease/pdf/press20200403.pdf

株価が安くなれば、今まで以下のお金で株式を購入することができます。

「安くなったときに株式を買い、高くなったら株式を売って儲ける」と考えた人たちが多かったのでしょう。

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投資で利益を得る3つの方法

投資で利益を得る方法は、大きく分けて2つの方法があります。
それがキャピタルゲインとインカムゲインです。

この段落ではキャピタルゲインとインカムゲインについて説明させていただきます。

さらに、株主優待と「リスクと損失」についても触れていきたいと思います。

 

キャピタルゲイン

株式や不動産などの資産を売却して利益を得ることを「キャピタルゲイン」といいます。

100万円で購入したものを110万円で売却した場合は、10万円の売却益(キャピタルゲイン)を得たことになります。

逆に、100万円で購入したものが90万円でしか売却できなかった場合は、10万円の損失(キャピタルロス)を計上することになります。

 

インカムゲイン

株式や不動産などの資産から利益を得ることを「インカムゲイン」といいます。

株式では配当金、預金では利息、不動産からは家賃…
これらがインカムゲインに当たります。

キャピタルゲインが一度きりのものに対して、インカムゲインは資産を保有してる限り受け取ることが可能です。

ただし、インカムゲインの原資となる資金が無いと継続的に収益を得ることができなくなります。

 

株主優待

一定期間、株式を保有していると受け取ることができるのが「株主優待」です。

「株主優待もインカムゲインの一種」と言っても良いでしょう。

株主優待制度を導入していない企業もあるので、株主優待制度の有無と、その優待内容を確認してから株式を購入するようにしましょう。

上に添付した画像は、オリックス株を保有している時に貰った株主優待品です。

配当金と株主優待制度の両方を導入している企業もあります。

 

リスクと損失

投資にはリスクが付き物です。

リスクを背負う分、多額の利益を得ることもありますが、そのリスクが損失を生むこともあります。

「投資に『絶対』はありません」

キャピタルゲイン、インカムゲイン、株主優待…
いずれかの利益を得るためには、大なり小なりリスクを背負うことになります。

「リスクを背負う」という行為には、ストレスの存在を忘れてはいけません。

「リスクを背負う=金銭損失のストレスを背負う」ということを忘れずに投資をすることが大切です。

 

「楽して儲かった」というのは幸運の産物

テレビや雑誌などで取り上げられる「投資の成功者」というのは、ほんの一握りです。

多くの投資家は、成功した投資家の養分となり、株式市場から退場しているのが現状です。

投資を始めたばかりの人は、キャピタルゲインで大きな利益を狙うのではなく、コツコツとインカムゲインを積み上げていくことをおすすめします。

ただし、インカムゲインで利益を得続けることも良いのですが、「出口戦略」を考慮して資産を持たなければいけません。

キャピタルゲインを得るには、「購入時より高い価格で売却すること」が必要で、それが出口となります。

しかし、インカムゲインで利益を得ることばかりを考えていると、「投資という迷路」から抜け出せず、資産を持ち続けることになります。

インカムゲインが出ているうちは良いのですが、インカムゲインの原資が無くなってしまうと、その資産は無価値になってしまいます。

投資は、お金がお金を生んでくれます。
しかし、その裏には、リスクとストレスが付きまとうことを忘れずに投資を行ってほしいと思います。