Google AdSenseの広告を掲載できるギャンブル系サイトと、できないサイトの違いについて

Google AdSenseの広告を掲載しているサイト(ブログ)で、ギャンブルの話題を取り上げて良いかどうか迷ったことはありませんか?

私自身、「競馬を見るのが好きだし、たまにやるパチンコのこともブログに書いてみたいな」と思っていたので調べてみました。

結論から言ってしまえば、公営ギャンブル、公営くじ、パチンコ・パチスロであれば、Google AdSenseの広告を掲載しているサイトで取り扱っても問題ないようです。

Google AdSenseの利用規約とコンテンツポリシー

Google AdSenseの利用規約のコンテンツポリシーには、取り扱ってはいけないギャンブルやゲームについて書かれています。

オンラインの現金賭博や、現金や品物と引き換えることができるマネーなど、価値のあるアイテムをゲームの成果に基づいて受け取ったり賭けたりできるインターネットベースのゲームを宣伝するコンテンツを含むページにGoogle広告を掲載することは許可されません。

次に例を示します。

・オンラインカジノまたはオンラインブックメーカー

・オンライン宝くじまたはオンラインスクラッチカードの販売

・オンラインスポーツ賭博

・オンラインギャンブルのページを宣伝する情報のまとめサイトまたはアフィリエイトサイト

引用元:Google AdSense利用規約ー禁止コンテンツ
https://support.google.com/adsense/answer/1348688?hl=ja&ref_topic=1271507

例示を見ると、インターネットをベースとするオンライン系のギャンブルがアウトであることが分かります。

こちらの本では、ギャンブル系サイトについて以下のように書いてありました。

1、各国で合法とされているギャンブル系のコンテンツであれば、Google AdSenseを利用することができる

2、他の国で合法でも日本で違法であればGoogle AdSenseは利用できない。

3Google AdSenseの広告枠に配信されるギャンブル系の広告も少しだが増えつつはある。

この本の著者である石田健介氏は、2010年から2015年までの5年間、Google AdSenseの営業担当をしていたとのこと。

この本はGoogle AdSenseについて分かりやすく書いてあるので、おすすめです!

Google AdSenseの広告を掲載できるギャンブル系コンテンツ

公営ギャンブルや公営くじは法律に基づいて運営されており各省庁が監督していることから、公営ギャンブルやくじは問題がない、といえます。

この段落では、Google AdSenseの広告を掲載することができる公営ギャンブル、公営くじ、パチンコ・パチスロについて触れていきたいと思います。

公営ギャンブル

公営ギャンブルとは、国や地方自治体が認めたギャンブル(賭け事)のことです。

日本の法律で認められている公営ギャンブルは以下の4つです。

・競馬

・競艇

・競輪

・オートレース

競馬は農林水産省が監督し、競艇は国土交通省が所管しています。

競輪とオートレースは経済産業省が所管しています。

公営くじ

国や地方自治体が認めている「くじ」は2種類あります。

・スポーツ振興くじ(toto

・宝くじ

スポーツ振興くじの指導監督しているのが文部科学省で、宝くじは総務省が所管しています。

パチンコ・パチスロ

パチンコやパチスロ(以下、パチンコなど)は風営法によって認められています。

風営法上ではパチンコなどは「賭け事」というより遊戯(ゲーム)という位置づけになります。

パチンコなどの遊技者は、「三店方式」という仕組みを利用することで景品を現金に換金することができます。

「三店方式」については後日改めて書いていきたいと思います。

風営法を管轄するのは公安委員会ですが、パチンコを実質的に監督しているのは警察庁となります。

Google AdSenseの広告を掲載できないギャンブル系コンテンツ

日本の法律で明記されていないギャンブル(賭け事)を取り扱っているサイトでは、Google AdSenseの広告を掲載することができません。

・裏カジノ

・野球賭博

・賭け麻雀

・花札賭博

違法なギャンブルを考え出したらきりがないので、有名なところを挙げてみました。

これらは『賭博罪』が適用されるので、Google AdSenseが定める利用規約違反の前に法的にアウトです。

賭博罪の正式名称は、『賭博及び富くじに関する罪』です。

賭けの対象が、食べ物や飲み物など≪一時の娯楽を供するもの≫であれば、賭博の対象にはなりませんが、お金や価値のある品物を賭けてゲームをしたり、賭場を開くことは犯罪です。

☆彡

海外には『ブックメーカー』という政府公認のギャンブルがありますが、日本ではそれを認める法律がありませんので、ブックメーカーに関する記事は控えた方が良いと思います。

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「Google AdSenseの広告を掲載して収益を得たい」と考えているのであれば、サイトで取り扱うギャンブルの種類をきちんと確認する必要があります。

公営ギャンブルと公営くじ、パチンコ・パチスロ以外のギャンブルや換金できるゲームを取り扱うことは避けた方が賢明だと思います。